2022年6月14日火曜日

【日記】2022年6月13日(月) 、下顎の親知らずの抜歯、患者側から見た日中の矯正治療の比較

歯列矯正(表側ワイヤー矯正)を始めたことは以前の日記で書いたが、矯正装置のワイヤー調整と上顎の左右5番目の歯を抜歯してから一ヶ月が経過し、今日は再び歯科を訪れた。今日の目的はワイヤーの調整と下顎右側の親知らずの抜歯だ。

中国で歯科にかかるとなると、多くの人にとって心配な事柄は「言葉」かもしれない。「ウミガメ政策」の効果が出ているのか、英語を流暢に話す人材は幅広い分野に多く分布している。歯科医も例外ではなく、病院の公式WeChatに英語で問い合わせを送れば、かなり高い確率で返事をくれる。私も今の担当医のW医師を英語の問い合わせを、WeChatで英語の問い合わせを送る方法で見つけた。

W医師は非常に英語が上手で、英語でのコミュニケーションには全く問題がない。助手さんたちとは中英チャンポンでコミュニケーションしているが、重要な部分はW医師が助けてくれる。なので、助手さんたちとは中国語の練習だと思って、できるだけ中国語で会話するようにしている。

さて、今日はまず矯正治療の経過を調べるための写真撮影を行った。矯正装置をつけてからまだ40日弱しか経過していないので、自分では歯が動いている実感はないのだが、W医師によると順調に動き始めているそうだ。

矯正治療の記録用の撮影が終わった後、抜歯を行った。抜歯の方は、抜く歯が「下顎の親知らず」ということで少し心配していたのだけれど、結果的にはとてもスムーズに終了した。前回と同じで、抜歯を行う前には血圧の計測が行われた。上が140mmHg、下が90mmHgを超えていると抜歯は出来ないルールとなっている。

前回は、抜歯前の緊張で血圧が一時的に上がってしまい、少し落ち着く時間が必要だったが、今回は一回の計測で条件をクリアーできた。多分、徐々に歯医者の環境に慣れてきたからだと思われる。抜歯の手順はほぼ前回と同じだったが、一つ前回と違ったのは、抜歯前に痛み止めの薬を服用するように言われたことだ。これはおそらく抜歯する歯が下顎の親知らずだったからだろう。しかし、この薬の効果もあったのか、抜歯後の痛みはほとんど感じなかった。次回は、再び一ヶ月後にワイヤーの調整と歯のクリーニングを行うとのこと。

今の時代、YouTube等でさまざまな分野の専門家の解説を聞くことができるが、歯科矯正も例外ではない。やはり、自分が治療を受けていると、日本と比べて自分が受けている治療がどうなのかということが気になる。W医師の矯正治療の手順を、YouTube等で見る日本の専門医の解説と比べると、手順は基本的に同じか、もしくはW医師の方がより慎重にやってくれているような感じがしている。

ここまで中国で矯正治療を受けての感想だけれど、言葉の問題さえクリアーできるのであれば、医療レベル的には中国で歯科治療を受けるのは全く問題ないと思う。むしろ、日本で自由診療となるような治療であれば、中国で受けた方が若干割安感があり、お得かもしれない。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)