2022年6月27日月曜日

【日記】2022年6月26日(日) 、猛暑による日中の検査場の閉鎖、研究職は直接問い合わせて探すもの

6月も下旬ともなると、中国ベイエリアはもう夏本番という感じである。ここ数日、雨季にも関わらず青空が見える日々が続いており、日中は非常に暑い。こうなってくると大変なのが無料PCR検査場のボランティアたちである。野外の冷房の入っていない場所で防護服を着ての作業は下手すると熱中症で命に関わる場合もありえそうだ。

マカオで大量に感染者が見つかった影響で、目下防疫レベルが上っており、本来ならば無料検査場は朝から晩まで休み無しでフル稼働するべき状況なのであるが、数日前から眺めの昼休みが設定され、午前11時から午後4時までは検査場が閉まっている。

今朝は、検査場に昼休みが設定されたことを知らずに、週末ということでいつもよりも遅めの11時半ごろに検査場に行ったところ、人っ子一人いない状態で、検査場前に掲示された開場時間の案内板を見て初めて検査時間が変更されたことを知った。

おそらく昼休みが設定されたのは、熱中症の危険から検査場ボランティアを守るためだろうと思われる。午後4時過ぎに出直したところ、昼休みが設定されている影響で、検査待ちの長蛇の列ができていた。しかし、午後4時でもまだかなり暑い。コロナ防疫とベイエリアの夏は非常に相性が悪いと思われる。

さて、Twitterを眺めていたら、研究職を探すときに「公募サイトに出ない職も多いので、直接研究者にどんどん問い合わせれば良い」という趣旨のツイートが流れていた。流していたのはバイオ系の研究者の方だったが、これは天文分野でも状況は同じだと思う。しかも、公募情報だけを頼りにして、職の問い合わせを行わない人が多いところも似ている。

私の体感としては、自分が応募したら採用されそうな(分野がそこそこ一致していそうな)研究職のうち、公募サイトに公募情報が出てくる職の数は1割にも届かないのではないかと思う。天文学分野の場合、研究職の公募サイトはアメリカや西欧の学会が運営しているものが主流で、非英語圏の情報はほとんどが抜け落ちていると言っても過言ではない。

中国の大学は毎年かなりの数の研究職を募集しているが、英語で運勢されている公募サイトに求人を出さない場合も多い。しかし、それぞれの大学の求人担当者に英語で問い合わせれば、おそらくかなり高い確率で公募情報を教えてくれるのではないかと思う。

人事担当者ではなくとも、専任教員に問い合わせれば情報を教えてくれることもあるだろう。ただし、全く関係のない研究機関に応募書類を外国から送ってもすんなりと採用される可能性は低い。その辺の事情は以前書いたコラムを参照してほしい。

中国以外でも、アカポスが(外国人から見て)埋没している国は存在する。例えば、東欧なんかは給料は安いが、独身の研究者なら将来へ可能性をつなぐための一時的な職は確保できるかもしれない。天文分野なら、例えばポーランドなんかは研究の水準も高くESOにも加盟しているため狙い目である。以前はロシアも同様の目的で利用できる国だったのだけれど、ウクライナ侵攻で国際研究職市場からは完全に消滅してしまった。どんなに条件が悪くなっても、やはり戦争を起こしているような国だけは論外というものである。

変更された開場時間

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII