2022年6月23日木曜日

【日記】2022年6月22日(水) 、さらに進む円安傾向、増えるオンラインコロキウム、中国が行う選択と集中の"真逆"の政策

円安がさらに進んでいるようで、Twitterを見ていると関連したツイートがたくさん流れてくる。円安は、私みたいな外貨建てで給料をもらって年金の支払いやら奨学金の返済のために日本に定期的に送金している人間にとっては朗報だ。しかし、日本語のツイートを見ていると、やはりネガティブな捉え方をしている人が多いようだ。私も、将来的なことを考えると、今の円安傾向を見ていると不安になってくる。外貨を稼いで日本に年金の保険金を払い続けているが、果たして払った分の価値が将来自分に戻ってくるのかどうか。

コロナの影響で「オンライン」でコロキウムが開催される機会が増えた。今学期に関して言うと、9割程度のコロキウムがオンラインで開催されている状況だ。学科や学部レベルのコロキウムとなると、そこそこの有名研究者をスピーカーとして招待することが多いのだけれど、そうなると外国人比率が高くなる。相変わらず外国人が中国に入国することは容易ではないので、どうしてもオンライン開催になってしまうのだ。そして厄介なのが時差だ。

最近、外国のスピーカーに合わせて早朝や夜間等、本来の就業時間外にコロキウムがスケジュールされる機会が増えてきている。今日も早朝からコロキウムが行われた。しかし、コロキウムって、その日の自分の仕事に一区切りついた午後のまったりした時間に、熱いお茶を片手にちょっとクッキーなどをつまみながらオフラインで聞くというのが個人的には一番しっくりくるので、変則的な時間のコロキウムからはどうも足が遠のいてしまう。

Twitterに雲南大学の教員と研究員の公募案内が流れていた。雲南大学の待遇はかなり良いようだ。一番上のレベルだと年収160万元(現在のレートで約3200万円)もらえるらしい。一般的に、中国の大学の職は、便利な大都市から離れるほど、あと大学のランクが低くなるほど待遇が良くなる傾向がある。例えば、うちの大学で、広州キャンパスで勤務するよりも珠海勤務の方が若干給料が良い。同様に、以前、中国内の大学ランキングで100位前後の大学に勤務する知り合いに給料を聞いたところ、中山大学(国内ランキング10位前後)よりもかなり給料が良いようだ。

こういう「地方」を重視する政策によって、良い人材が都会の有名大学だけに偏らず、広く全国的に高等教育のレベルがあがるようになっている訳だ。つまり、我が母国がやっている選択と集中の「真逆」の政策である。まぁ、なんだかこういう状況を見ていると、まだまだ円安元高傾向は当面変わりそうになさそうだ。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII