2022年6月5日日曜日

【日記】2022年6月4日(土) 、三連休でリフレッシュ、つながる中国語文法

連休二日目。週末が3日あると、いつもよりもゆったりと時間が流れている感じがする。ロシアの前職場では年二回、一ヶ月以上のバケーションをとるのが当たり前だったので、当時は三連休なんて休みのうちに入らなかったけれど、中国に来てからはなかなかの過密スケジュール具合なので、3日の連休でもホッとする。

以前の日記にも少し書いたと思うが、毎日のルーティンとして、少しづつ中国語の例文を暗記している。目下「究極中国語」という名前のiOSアプリを使って暗記しているのだけど、アプリの記録によると、完全に暗記が完了した例文が約300、学習中のうろ覚えのものが約300ということなので、トータルで、だいたい600文くらいの例文がなんとなく頭の中に入っていることになる。

中国に来る前、ロシアに住んでいたときには、生活していくために当然ロシア語を学習していた。あのときも現在の中国語学習と同様に、とにかくひたすら実用上必要な例文を書き留めては暗記していたのだけど、ある日ふと思い立って文法書を読んでみたところ、ずいぶんと例文暗記の見通しがよくなったことを記憶している。

そこで、中国語でもきっと同じ効果があるだあろうということで、適当な文法書を見繕って、ここ一週間ほどの間に少しづつ読み進め、ようやく昨日一冊全てを通読した。読んだ文法書は「つながる中国語文法 Kindle版、林松涛 (著)」である。

 

ある程度の量の例文を暗記してから文法書を読むと、今まで力技で丸暗記していた状態だったのが、文の形に理由付けが行なわれるために、とたんに見通しが良くなる。ただし、これが何故か、私の場合は逆の順番だとうまくいかない。文法を知ってから例文を覚えていけば、最初からスムーズに暗記が進みそうなものだが、全くそうはならないのだ。

なぜかというと、頭の中が真っ白な状態だと、そもそも文法書がつまらなすぎて内容が全く頭に入ってこないのだ。私の個人的な意見ではあるが、やはり言語というのは、最初に言葉ありきで、暗記が断片的だろうが理屈があろうがなかろうが、何でも良いので、まず例文をひたすら暗記することから始める方が良いようだ。

さて、上記の文法書、中国語文法の構造を一つのマインドマップとして視覚化していて、文法の全体像を捉えやすくしているという点でユニークだと思う。多少偏見が入っているかもしれないが、文法書の著者が日本人だと、内容がやたらと理屈っぽいというかマニアックというか、言語のユーザーの便宜よりも、言語学の専門家の目を気にしながら書いているのではないかと思わせる文法書になりがちな気がする。

この文法書の場合、著者が中国人のネイティブで、ネイティブ話者の視点から従来の文法書を見つめ直して、言語ユーザーのニーズに寄り添う形で解説が加えられている。この観点から、言語マニアではない普通の中国語学習者にとって助かる内容になっていると思う。フォーマットが固定されたタイプの電子書籍で、なおかつ見開きがワンセットになっている体裁なので、大型のタブレットで読む必要があるだろう。

中国語学習

単語と例文の暗記(45分程度)