2022年10月10日月曜日

【日記】金曜日扱いの振替平日、近づく党大会とその影響

2022年10月9日(日) 

今日は日曜日だけれど「金曜日扱いの振替平日」に指定されているため出勤した。振替平日が金曜日扱いになると、講義も金曜日の時間割に従って行われる。私は現在金曜日の講義を担当しているので通常通り講義をした。当然ながら今週は「もう一度普通の金曜日」がやってくるので、一回余計に講義を準備しなくてはいけない。この不規則なスケジュール、事前に分かっていればまだ良いのだが、振替平日が何曜日扱いになるかは、かなり直前になってから発表されるのでかなり厄介である。

講義の後、修士課程の新入生が事務手続きのためにオフィスにやってきたので少し話をした。新入生はまだ私との英会話に慣れていないので、会うたびに必ず少し雑談することにしている。若さによる順応力というのはすごいもので、英語を使う頻度を上げれば必ず英会話能力は向上する。講義のクラスで多くの大学院生に接している経験から、指導教員が外国人か中国人かの違いは英語能力の向上という観点から、かなり決定的要因だという印象を持っている。

学部生の場合は、卒業研究の短い期間を除くと特定の指導教員につくことはないので、幼少期からの親の教育方針によって英語力に差がついているという印象がある。これは大学院の学生についても同じことが言える。

しかし、大学院生の場合、大学院入学後の環境がまた英語能力に変化をもたらすのだ。大学院では指導教員と密接にコミュニケーションをとりながら研究を行う。そのため、大学院で外国人教員につくか中国人教員につくかの違いは、幼少期からの家庭環境に匹敵するくらい、英会話運用能力に影響を及ぼすようなのだ。

実際、私についている学生は、1年たつとかなり英会話能力が向上する。去年入学してきた学生は、入学直後には、私と話すときに、英語が得意な同級生や他の中国人教員を「通訳」として連れてきたりしていたが、今では私と普通に研究上の議論をできるようになっている。今年の新入生の成長具合も非常に楽しみだ。

さて、今月16日から5年に一度の「党大会」が始まるのだけれど、生活の中にも徐々に影響が出始めている。顕著な影響は2つあって、防疫規制とネット規制だ。コロナ防疫の強化は非常に顕著で、感染者がゼロなのに予防的にロックダウンする街が出てきているようだ。うちの職場でも、ここ最近毎日のように「全数検査」が行われている。

ネット規制も、今回はかなり強力に行われているようだ。私は、これまで10種類弱のVPNサービスを実際に試し、最も安定している2つを選んで利用している。自身の経験からも、他の在中外国人の評判からもこの2つのサービスは極めて安定している、と思っていたのだけれど、そのうちの一つがついにここ一週間ほどでつながりにくくなっている。

ネットが中国外につながらなくなるかもしれないという状況は、中国に住んでいる外国人にとってはかなり不安なものである。まぁ、それは「お上」も承知しているはずで、だからこそ安定しているVPNサービスが少数生き残っているのだろうとは思う。だけれど、これをやり過ぎると外国人は中国を離れていっちゃうよ、きっと。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)