2022年8月3日水曜日

【日記】2022年8月2日(火) 、ビーチの清掃に勤しむ院生たち、コロナ時代の国際会議

どのような経緯で始まったのか詳しいことは知らないのだけれど、しばらく前から天文学科の院生有志が大学前ビーチのゴミ拾いボランティアをやっている。いつまで続くのかなぁと思いながら見ていたのだけど一年以上経ってもまだ頑張っているようだ。通勤路沿いにビーチがあるためほぼ毎日様子を見ているのだけれど、とても綺麗な状態で維持されている。

私が担当していた講義に参加していた学生が清掃ボランティアのリーダーをやっている関係で、私も彼らのグループチャットのメンバーに入っている。それで、今朝流れてきたメッセージを見ていると、活動資金難(清掃用具が買えない)とのことだったので少ない金額ではあるけれど寄付をした。

このビーチ清掃ボランティアに参加している学生にはどういう訳か優秀な学生が多い。もしかすると、週一回、ビーチを隅から隅まで歩き回ってゴミを拾うという作業は、研究を進める上でポジティブな効果をもたらしているのかもしれない。

TwitterのTLを見ていると、かなり多くの日本人天文学者が、同時期に「これから外国出張に行く」というツイートを流していた。何か大きな国際会議があるのかと思ったら、案の定、今日から韓国で国際天文連合の総会が開催されるようだ。強いコロナ規制が敷かれている今の中国にいると、外国出張することは現実的ではない。うちの職場でも国際天文連合総会に参加する人は誰もおらず、総会のことはすっかり忘れていた。

SNS上の研究者の発言を見ていると、全体的には国際会議に参加できないことを嘆いている人が多いようだ。私はというと、個人的に国際会議があまり好きではないこともあって、コロナ禍にかこつけて、(正当な理由によって)国際会議に参加しなくても良い「平和な時代」を満喫していたりする。まぁ、その一方で、外国に観測に行けないのはちょっと寂しい感じはするのだけれども。

ところで、とある日本の大学教員の方が、「日本に人種差別はあるでしょ。それもかなり露骨な形で。留学生たちと英語で話しながら街を歩いたらすぐにわかるよ」というような発言をTwitter上でされていた。これは本当にその通りだと思う。私も職場の(中華系の)学生を連れて日本に出張に行ったときに、何度か嫌な思いをした。(そして、学生にも嫌な思いをさせてしまった。)外国人排斥につながるような空気が醸成されつつある国は日本に限った話ではないが、それにしても国際的に活動する人間にとって、本当に不自由な時代になってきたと思う。


中国語学習

単語と例文の暗記(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、エリーゼのために