2022年8月29日月曜日

【日記】一日一食で体調の調整、「中年危機」を一読

2022年8月28日(日) 

通常、私は一日二食で過ごしているのだけれど、年齢とともに基礎代謝や筋肉量が減少しているせいか、最近ではどうかすると一日二食でも体重が微増傾向に陥ってしまう。運動量を増加させればよいのだろうけれど、平日は毎日1時間を自転車通勤に費やしているので、一般に健康維持に必要と言われている運動量は通勤によって確保しているはずだ。

というわけで、やはりカロリーの摂取量を調整しようと思い、昨日は一日一食で過ごしてみた。1日だけ食事量を変えたところで体重がすぐに変化する訳ではないが、体感的には体が明らかに軽くなった。どうやら内蔵が疲れていたのかもしれない。というわけで、今日も一日一食で過ごすことにした。

二日前の日記に、西瓜视频で日本映画を合法的に無料で観ることができるという話をしたが、同様のサービスが他にもないかと思って探したところ、どうやら「哔哩哔哩动画」でも同様のサービスを行っているようだ。しかも、ざっと確認したところ、哔哩哔哩の方がより多くの映画を無料で公開している。これで当面の間、週末にワインを呑みながら見る映画に困ることはなさそうだ。

「哔哩哔哩动画」で公開されている日本映画

中年危機 (朝日文庫) Kindle版、河合隼雄 (著)」を一読した。著者は言わずと知れた心理学者の河合隼雄だ。河合隼雄が中年心理を語っているとなれば読むしかないだろうということで、衝動買いした本である。この本は、中年の心理を題材に論じた本なのだがアプローチがちょっと特殊である。文学作品の登場人物を題材として中年心理を論じているのだ。


まえがきを見ていると、河合氏が心理カウンセリングで実際に取り扱った事例をそのまま取り上げるとプライバシー的な問題があるということで、題材として文学作品を取り上げたようだ。ここで取り上げられている小説を既に一度読んだことがある人であればとても楽しめる本なのではないかと思う。私は題材となっている小説をほとんど読んだことがないので、文中の「あらすじ」の説明だけをたよりに読み進めたのだが、心理解説を理解することだけが目的ならが、元の小説を読んでいなくても大きな問題はなかった。ただ、小説を読んでからこの本を読む方が、より正確に著者の心理学的解説を理解することができるだろうとは思う。例によって抜書を少し。
冬のなかに春を見ることが上手になってこそ、中年の次にやってくる老年へとスムーズに入ってゆける。人生の冬のなかに生きつつ、そこに春夏秋冬を見ることができるので、老いが豊かになってくるのである。
人生は未踏峰に登るようなものだから、道に迷って、尾根から少し足を踏みはずしたりもするだろう。右に入りこんだり、左に落ちこんだり、右を見たり左を見たりして歩き続けるのが中年であるといえるし、惑うことにも深い意味があると思われるのである。
「夢」に関する記述で興味深いものがあったので、それも引用しておこう。
人間に夢を見させないようにすると、だんだん感情不安定になってきて、白昼夢を見たりするようになる、という実験がある。これなど、夜のうちに砂を除く仕事をしなかったために、だんだんと家が押し潰されてくるのと同じことであろう。
寝ているときに夢を見るということは、それ自体が脳内で様々な記憶が整理されて行くプロセスということのようだ。悪夢を見てうなされ、起きた後に気分が悪いということもあるが、ああいったことも、精神がより悪い状態に陥らないように脳が寝ている間に問題処理を行っているということらしい。そう考えると、悪い夢を見ても納得できそうだ。

中国語学習

単語と例文の暗記(10分程度)、ラジオの聞き流し(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、リードシートIII