2022年8月30日火曜日

【日記】落ち着いた感じの新学期、さまざまな方向に分散する興味

2022年8月29日(月) 

今日から秋学期が始まった。中国の大学は9月に新年度が始まるので秋学期は新入生が入学してくる時期でもある。私が勤める大学にも当然新入生が入学してくるのだけど、学部の1年生の講義は基本的に全て広州のキャンパスで行われるために、私が勤務している珠海キャンパスでは学部の1年生を見かけることはない。大学院の新入生は入ってくるけれど、大学院生ともなると「ピカピカの1年生」感はあまりなく大人な感じなので、9月の珠海キャンパスは比較的落ち着いた感じである。

今年の3月に大学院の入学試験が行われ、そのときに私の研究グループでの研究を希望してくれていた受験生二人が合格となった。ただ、合格したからといって必ずしも入学してくるとは限らない。正直なところ、合格した二人のうち一人が入学してくれば御の字だと思っていた。しかし、今日、教務を通して入学者名簿を確認したところなんと二人揃って入学してきてくれたようだ。二人新入生が来るとなるとかなり忙しくなりそうだが、今までコロナ禍の関係もあってなかなか大学院生が来てくれなかったので嬉しい悲鳴である。

午前中はいつものように語学学習のルーティンと事務作業を片っ端からこなし、午後からは院生との研究打ち合わせ、講義準備、工作許可関係の進捗確認等を行った。どうやら、珠海市当局から工作許可申請についての返事があり、今週の木曜日か金曜日に工作許可を受け取るための書類が出来上がるそうだ。しかし、本当にギリギリの日程である。来週から講義が始まるので、役所に出頭するためには幾つかの予定を変更しなくてはならない。

今日は学生と研究関係の議論をやっているときに、自分で頭がよく回転してる気がした。もしかすると、ここ数日「数理系」の読書量が増えていることと関係しているのかもしれないと自分で推測している。たまに気が向いて、数学の本をしばらく集中的に読む時期が来るのだけど、そういう時期は「脳が数理的」な感じになっており、データの解析などでも良いアイデアが湧いてきたりすることが多いように思う。

それだったら、いつも数学の本を読んでいれば、ずっとよい状態が保てそうなものだが、そこはそうは問屋が卸さない。数学の本を読んだら、その次は必ず「すごく文系な本」を集中的に読みたい時期がやってきてしまうのだ。天文学者という、客観的には「バリバリ理系」の生き方をしているのだけど、不思議なことに、私の脳は数理的な興味に100%全振りしている訳ではなく、いろんな興味の対象の間を行ったり来たりしている。

中国語学習

単語と例文の暗記(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、エリーゼのために