2022年8月20日土曜日

【日記】附属病院利用特典は福利厚生の目玉、「検察側の罪人」を鑑賞

 2022年8月19日(金) 

うちの職場では附属病院を2割負担で利用することができる。こういう職員サポートは中国内では珍しいようで、うちの大学の福利厚生の目玉となっている。聞くところによると中山大学の医学部は中国内でも屈指の名門のようで、附属病院の評判もとてもよい。珠海キャンパスの最寄りにある付属第五病院には国際医療センターが敷設されており、中国語が話せない外国人も安心して医療サービスを受けることができる。私も毎年の健康診断等々で国際医療センターを利用させてもらっている。

先日、一時的に耳の聞こえが悪くなって附属病院の耳鼻科で診察してもらったのだけれど、こういうときにも国際医療センターが間に入って全て段取りをしてくれるので安心だ。附属病院の医療サービスで便利なものの一つが「薬の宅配」をやってくれることだ。オンラインで医師と相談して、医師が特に病院へ行く必要がなく「薬だけ出しておきましょうね」という判断をすると、宅配便で自宅まで薬を送ってくれるのだ。中国ではこのような遠隔医療サービスが最近徐々に発達してきているようだ。

さて、そろそろ工作許可が降りる時期が近づいてきたので、居留証を申請するための書類の準備を始めた。必要な書類はほぼ揃っているのだけれど、全てについてコピーを持参する必要があるので、今日はそのコピー取りを行った。研究や教育関連の事務仕事であれば秘書さんたちにおおっぴらにヘルプをお願いできるのだけれど、個人的な行政手続きとなると、どこまで職場のリソースを使ってよいのか微妙な判断が必要となる。とくにうちの職場は、外国人サポート専用の秘書がいる訳ではないので、他の業務で忙しいところを無理を言って手伝ってもらうことになる。そういう訳で、秘書さんたちにヘルプをお願いするときにも多少気を使ってしまうのだ。

金曜日ということで、夜は多少ワインを飲みながら映画を見るなどした。最近注目しているのが「西瓜视频」という動画サイトの日本映画コーナーだ。中国の動画サイトというと「違法アップロード」の印象が強いかもしれないが、西瓜视频の映画コーナーは合法的に運営されているので、画質や音質も良く満足度が高い。ただし、「中国語吹替版」は言語的な問題で完全には理解できないので、日本語版(中国語字幕付き)の作品を選択して見るようにしている。

昨日は「検事側の罪人」という、木村拓哉と二宮和也が主演の「法曹もの」の作品を鑑賞した。残念なことに西瓜视频には中国語吹替版しかなかったので、途中まで中国語で観た後、別の有料サイトで日本語版をレンタルして続きを最後まで観た。何気なく観始めたのだけれど、なかなかに考えさせる内容の映画だった。善と悪が戦うといった単純な構図ではなく、言うならば「2つのことなる正義どうしが戦う」といった感じのストーリー展開となっている。法に厳格に従う正義の検察官を二宮和也が、超法規的な対応を行ってでも悪は許さないという立場の検察官を木村拓哉が演じている。


中国語学習

単語と例文の暗記(20分程度)