2022年8月19日金曜日

【日記】公共料金の支払は大家に直接、研究競争と妬みの心理

 2022年8月18日(木) 

賃貸マンションの大家から請求が来たので、電気代、水道代とマンション管理費を支払った。支払いはWeChatで大家に送金するだけなので簡単である。日本では賃貸マンションに住んでいても、水光熱費は自分の名義で支払うことが多いと思うが、中国の場合は基本的に全て大家の名義になっており、請求は大家に行く。したがって、住人は水光熱費を大家に支払うことになる。

都会だと、仲介会社がこの辺のやりとりの面倒を見てくれる場合もあるのかもしれないが、珠海あたりだとそのようなサービスを外国人相手に提供している会社は存在しないので、自分で大家とやりとりしなくてはいけない。「料金を支払うくらい簡単なこと」と思われるかもしれないが、初期の頃は中国語が全くわからなかったのでかなり苦労した。結局のところ、上海や北京等の大都会以外では、外国人が中国に住むためには、中国語の学習は避けて通ることはできない。

昨日の日記に書いた「ベテルギウスの超新星爆発 加速膨張する宇宙の発見 (幻冬舎新書) Kindle版、野本陽代 (著)」の感想の中で、パールムッターとカーシュナーが率いいる2つの研究チームが激しく研究成果を競い合っていたこと、そしてこの二人が犬猿の中であったことに触れた。また、カーシュナーがメディアのインタビューで発言した「宇宙で一番強い力はなんだと思う? 重力じゃなくて嫉妬なんだ」という言葉を引用した。この二人は、一方的なのか双方向的なのかは分からないが、かなり激しい相互に「妬み」の心情があったようだ。


そういうわけで、「妬み」について専門家が書いた本を読んでみようと思いたち「妬みを捨て幸せをつかむ心理学 PHP文庫 Kindle版、加藤 諦三 (著)」を一読した。この本によると、「妬み」は以下のような条件で発生するのだそうだ。
1. 自分と同等か、それよりも劣っているものが優位に立つ
2. 自分の嫌いなもの、軽蔑しているものが優位に立つ
3. 自分と同性のものが優位に立つ
4. 自分より優れたものから優位を誇示される
カーシュナーは明らかに1の場合に該当するだろう。研究分野の権威である自分が新人のパールムッターに研究で先を越されそうになった。そこで「妬み」の心情が発生したのだろう。パールムッターについては、最初から妬みの気持ちがあったかどうかは不明だが、途中からは2に該当したのではなかろうか。4も関係していたかもしれない。いずれにせよ「妬み」にとらわれるということは、不愉快な感情だし、QOLを著しく損なうことは間違いないだろう。この本では、「妬み」の心理状態に陥ったり、陥りそうになった場合の処方箋として次のような提案がされている。
妬み深い性格を直すには、まず自分のした仕事の成果を評価することである。 
さらに妬みの心理を抜け出すためには、[視野を広げる]ことである。視野が広がれば勝ち負けに拘らなくなる。
また、妬みの心理と「劣等感」は深く関連しているのだそうだ。劣等感というのは、心に深く刻まれたものについては、なかなか克服することは難しいようにも思う。まぁ、そういう負の面も含めて、自己肯定していくこが「妬み」の克服には必要なのかもしれないが。

中国語学習

単語と例文の暗記(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、エリーゼのために