2022年9月27日火曜日

【日記】活気のあった90年代の大教大学天文グループ、振替平日は木金相当

2022年9月26日(月) 

朝、メールを開けたら大阪教育大学名誉教授の横尾武夫先生の訃報が入っていた。横尾先生は私の直接の指導教官ではなかったが、私が四半世紀前に大阪教育大学の修士課程に属していたときに在籍されていた天文学グループの3人の教員のうちの一人で、さまざまな形でお世話になった。

訃報を見て、活気があった90年代後半の大教大天文グループの様子をいろいろと思い出した。あのときはまだ教育大の修士課程からでも研究者志望の人が出てくる時代だった。教育大学の大学院には基本的に修士課程までしか設置されていないので、博士課程に進学して研究者を目指すためには他大学の博士課程に進学する必要があるが、それでも大阪教育大学の私の前後の学年には博士号取得者がごろごろいる。

大阪教育大学だけではなく、他の教育大学の理科教育から他大学の大学院に進んで博士号を取得する人は1990年代にはかなり多くいた。当時の日本の大学は、今のような極端な選択と集中が進んでおらず、教育大学のような、本来は研究者を要請することが目的ではない大学からでも研究者を目指すことができた。こういう「ゆとり」が、実は科学技術立国日本をささえていたのではないかと思う。今となっては昔の話である。

さて、国慶節後の振替平日が「何曜日相当」になるか戦々恐々としていたのだが、うちの大学では振替平日の土曜日と日曜日が、それぞれ木曜日と金曜日相当になるそうだ。というわけで、私は今学期金曜日の講義を担当しているので、日曜日に講義することになってしまった。とりあえず、振替平日が「2日連続講義日」にならなかったのは不幸中の幸いである。

中国語学習

単語と例文の暗記(20分程度)