2022年9月19日月曜日

【日記】VPNはライフライン、良いことがあった人が奢るルール

2022年9月18日(日) 

朝起きて真っ先に行うことといえば、パソコンとVPNクライアントソフトの起動だ。今日は、どういうわけか常用しているVPNサービスのクライアントソフトが立ち上がらずちょっと焦った。しかたなくバックアップ用の、速度の遅いVPNサービスを使って朝のルーティン作業に着手した。そうこうしているうちに常用しているVPNサービスが動き出したので、途中でクライアントを切り替えた。問題が「自然治癒」したところをみると、サーバー側に原因があったのかもしれない。

「ライフライン」と言うと、電気、ガス、水道等をまず思い浮かべることが多いだろう。水道、電気が止まったら確かに困る。しかし、その次に何が重要かと考えてみると、例えば、ガスとVPNだったら、私の現在の生活ではVPNの方がより重要だと思わえる。そういう意味では、私の中国生活においてVPNは完全に「ライフライン」の一つとなっている。

日曜日といえども学期中は忙しいので完全に一日中ボーっとすることはできない。今日は夜は会食の予定が入っているので、午前と午後、語学学習の約1時間を除いて、ずっと講義の準備をすすめていた。来週の2回の講義の1回目の準備はなんとか終了し、2回目についてもなんとか少し着手することができた。今の職場は突発的な仕事が舞い込んでくる可能性が常にあるので、これでもまだ安心ではない。時間の許す限り準備を進めておくのが正解なのである。

晩は近所の中華料理屋で、大型グラントを獲得した同僚が主催する「学科の教員全員に晩飯をおごる会」に参加した。中国全体でどうなっているのかはよく知らないが、うちの職場を見ている限り、良いことがあった方が周りの人に奢って、みんなにありがとうと言う文化が根付いている。職場の人間関係を円滑にするという観点からは、この文化はけっこう悪くないと個人的には思っている。

このように個人の資金で食事会を催す場合についても、店の予約やら出席確認やらを学科秘書にやってもらって構わないルールになっているので、奢る方も余計な時間をとられることなくスムーズにごちそうすることができる。いろいろ上手く出来ている。

現在の中国の職場を3年ほど経験してみて気づいたことが一つある。それは、職場内で上位の管理職についたり、大型グラントのPIになるような人に「気遣いの人」が多いことだ。私が経験してきた「西側の研究機関」では、研究グループ間の人間関係や、管理職と管理される側がギクシャクしていることが少なくなかった。

うちの職場が特別良い環境なのか、中国全体に広く言えることなのかは不明だが、職階が上位になった側や、選考で成功した人等が押し並べて低姿勢で、周りへの気遣いを忘れない人が多いのだ。この辺、どういう原理で斯様な状況になっているのか、まだ良く理解はしていないのだが、このような職場環境で働いている人間としては悪くない空気感ではあると思う。


中国語学習

単語と例文の暗記(20分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、エリーゼのために