2022年9月4日日曜日

【日記】「一級学科博士点」と「飛び級進学者」の潜在的な関係

2022年9月3日(土) 

職場の要求で、もうかれこれここ1年ほどの間、平日はほぼ毎日PCR検査をどこかで受けている。しかし、週末までPCR検査を受けるのも面倒なので翌日何も予定がない土曜日には検査は休むことにしている。しかし、今日はどういう訳か「学内一斉検査日」に指定されており、教職員と学生は必ずどこかで検査を受けなければならない。

なぜ土曜日を一斉検査日に指定するのか根拠は定かではないが、おそらく「学期開始から○日目、○日目、○日目に一斉検査を行う」といった通達が「上の方」から出ているのだろう。仕方がないので、朝のコーヒーを飲んだ後、近所の無料検査ポイントに散歩がてら、ぷらぷらと検査を受けに行ってきた。

一斉検査日と行っても、感染が広がっているときの市内全数検査とはことなり、職場の指示による検査なので、こういうときは地域の検査場は空いている。逆に市内全数検査が課せられる時は、地域の無料検査場は大混雑となる。そういうときは職場の検査場を利用することにしている。

来週から自分が担当する講義が始まるので、今日は講義登録した学生の名前を名簿で確認した。天文学を専攻する博士課程新入生に対して必須科目に指定されている科目なので、基本的に登録してくる学生は博士課程の新入生だ。しかし、天文以外の専攻から選択科目として登録してくる学生もいるので、学生の素性を確認するためにつらつらと登録者名簿を眺めていた。

そうすると、どうも見覚えのある名前が紛れているのだ。先日までうちの学部生だった、とある学生さんの名前だ。学部生からいきなり博士課程に上がる「飛び級」というのはルール的には不可能ではないが、今まで飛び級合格者はほとんどいないという話を聞いていた。それで同僚に確認したところ、どうやら本当に修士課程をすっ飛ばして直接博士課程に入学した学生さんらしい。確かに、この学生さんは学部の最優秀卒論賞に選ばれた人なので、むべなるかな、といったところではある。

うちの大学院の天文学専攻は、つい最近「天文学一级学科博士点」に選ばれたばかりだ。中国の大学院は、同じ専攻の中でランク分けされており、一級学科博士点というのが最高ランクとなる。私は最近まで細かな事情を知らなかったのだけど、進学先を選ぶ学生さんの視点からは、一級学科博士点かそうでないかは比較的大きな問題のようだ。上述のように、成績優秀な学部生が内部で飛び級進学してきたことは、もしかするとうちの大学院が「天文学一级学科博士点」に選ばれたことと関係しているのかもしれない。


中国語学習

単語と例文の暗記(25分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、エリーゼのために