2022年9月7日水曜日

【日記】男女ともに高い大学院進学熱、今年のクラスは「少し控えめでスマート」

2022年9月6日(火) 

秋学期に入って今週で二週目となる。期末試験が終了するのが第二十週で、それが終わるとすぐにグラント申請の繁忙期に入るので、秋学期は、期末試験が終わった後にすぐに夏休みに入る春学期よりも体感的に長く感じられる。新入生の講義は第似二週から始まる。秋学期に私が担当する講義は大学院新入生が対象で、火曜日と金曜日に時間が割り当てられたので、いよいよ今日から講義開始だ。

今日は講義の初日ということで、教室の機材の動作状況を確認するために少し早めに教室に入った。受講する学生も新入生ということで緊張しているのか、20分前に教室に入った時には、既に7-8割方の学生が着席していた。最初、講義室に入った瞬間、教室内に女性が多くいたので、講義室を間違ったのではないかと思って廊下に張り出されている講義室の割当表を確認しに行ったのだけれど、間違いなく私の担当科目の講義室だった。

日本では若い人が大学院に進学しない、とくに女性が進学しないという話をSNS上でしばしば目にするが、中国では男女ともに大学院進学熱が高い。大学院で博士号を取得すると確実に就職状況が改善されので、コロナ禍で経済状態が悪化する中、少しでも良い職を得るため(もしくは就職時期を後ろにずらすため)に大学院へ進学する人が増えているのだと思われる。天文学の場合も、就職のために進学してくる人もある程度はいるとは思うが、学科の性質上、どちらかというと純粋に「天文学を研究したい」という学生の方が多いような感じはしている。

さて、講義の方は、初日ということで前半はコース全体の内容について大まかに説明したり、後半で行う学生セミナーの順番を決めたりといったオリエンテーション的なことを行った。しかし、昨年と同じ科目を担当しているのに、クラスにいる学生から感じる雰囲気が明確に異なる。昨年は全体的な印象として「積極的で荒削り」な感じの雰囲気をクラスから感じたが、今年は「少し控えめでスマート」な印象を受ける。同じ専攻の同じ学年の学生でも年によってずいぶん雰囲気がことなるのが面白い。

中国語学習

単語と例文の暗記(25分程度)

ピアノ練習

SimplyPiano、エリーゼのために