2022年9月30日金曜日

【日記】行事に関する本音と建前、教員倫理教育試験

2022年9月29日(木) 

目下、国慶節前でなおかつ五年に一度の党大会が来月に控えているということで、職場ではいろいろと「愛国的」な行事予定が組まれている。赴任当初、この手の行事予定が入ると、わざわざ職場の党関係行事担当者に「外国人の参加は想定されているのか?」という質問をしていたのだけれど、何度か質問して分かったことは、彼らは公には「出席しなくても良い」とは言えないということだ。

一応ルールでは「教職員全員参加」ということになっており、外国人が参加しなくて良いというルールは設定されていない。なので、公式のチャンネルで担当者に出席するべきか質問した場合、「出席しなくて良い」という返事は絶対に返ってこないというわけだ。まぁ、それならばということで、かなり愛国的なテイストの強い行事に参加したりすると、「え、来たの!」みたいな反応が中国人同僚から返ってきたりすることも少なくない。

そんなわけで、「その類の行事」は、その内容によって出席するかどうかをその都度考えることにしている。今日は、まぁ、外国人視点から見ると「行き過ぎ」なイベントが組まれていたため、ちょうど都合よく重なったティーチング関係の仕事を理由に出席を断った。この別件の理由、おそらく中国人だと通らない類の理由なのだけど、特に文句を言われないところをみると、今回の判断も「正解」だったのだろう。

明日は大型連休前の最後の講義なので、ざっと予習と教材の見直しを行った。あまった時間を使って、さらに先の回の教材も準備をするつもりだったのだけれど、講義の後に一週間休みがあると思うと疲れがドッと溢れてきて、明日の準備を終えたところで手が止まってしまった。

仕方なしに、溜まっていた雑用に着手。数日前に「教員倫理教育試験」というものをオンラインで受験するように言われていたので、それをやっつけた。問題は2種類あって「党の方針は次の中から選べ。複数解答可」というやつで、これは選択肢に並んでいる答えは全て正解なので簡単である。

もうひとつは、「できの悪い学生は見捨ててしまうのが良い。Yes or No」みたいな、期待されている答えが明確に推測できる2択形式の問題だ。これが20問ほど並んでいる。ただ、内容が理解できれば簡単なのだが、問題が中国語なので外国人にはちょっと厄介だ。機械翻訳やら辞書やらを駆使してなんとか問題を「解読」し解答した。去年に引き続き今年も100点だったので問題ないだろうと思われる。

とりあえず、明日の講義が終われば、ティーチングで多忙を極めた9月も終わり。10月は少し、研究にも時間を割きたいところだ。

中国語学習

単語と例文の暗記(20分程度)